移住者の話を聞くと、都会の仕事を退職し、無職になって移住先が決まる人が多いのも現実です。
僕も退職後、3か月間移住先が決まらず、辛い日々を過ごしました。
今回は、経験をもとに、退職前後にやっておくべき保険や通信費などの節約や、クレジットカードの契約、ハローワーク、国民年金の減免手続きなどを解説します。
目次
- 1 無職になる前に移住先と仕事が決まるのがベスト
- 2 退職前にやるべきこと①:「1年分の貯金」をためる
- 3 退職前にやるべきこと②:生活費を節約する
- 4 退職前にやるべきこと③:クレジットカードをつくりポイント活用する
- 5 退職後すぐやるべきこと①:失業保険や移住支援金などの制度を活用する
- 6 退職後すぐやるべきこと②:国民年金の減免手続きをする
- 7 退職後すぐやるべきこと③:初期費用・負担が少ない賃貸物件を探す
- 8 退職後すぐやるべきこと④:今後の就職・副業収入につながる自己啓発の強化
- 9 移住の引越し対策①:荷物を減らし売れるものは売る
- 10 移住の引越し対策②:敷金精算は値段チェック・交渉や火災保険の解約返金手続きを
- 11 移住の引越し対策③:引っ越しは「積み切り」でできればコスト安
- 12 移住の引越し対策④:引越し料金が安い時期、曜日を選ぶ
- 13 移住の引越し対策⑤:業者で大きく違う料金 SUUMOの一括見積もりで最適・最安で決めよう
- 14 【まとめ】移住のための退職、引越対策は早めの行動が身を助ける
無職になる前に移住先と仕事が決まるのがベスト
在職中に、情報収集して地方や田舎に足を運び、移住先と仕事が決まったあとに、都会の仕事を退職するのがベストです。
僕ら夫婦もその手順を踏みたかったのですが、ブラック企業で連休がとれず、「お試し移住」ができませんでした。
実際、田舎暮らしすると、思うようにならないことがたくさんあります。
今振り返ると、田舎移住は、いろいろな準備がいるので、失業期間があって良かったと思います。
退職前にやるべきこと①:「1年分の貯金」をためる
移住相談の時に、「1年分の生活費」があれば良いと言われたのを覚えています。
ただ、独身または子どもの人数など、家族の状況によって変わってくると思います。
実際移住してみると、田舎は人手不足で求人も十分あるので、健康な体があればそこまで必要ないと思います。
田舎の人と同じ目線を手に入れ、同じような暮らしを目指すことが大切です。
退職前にやるべきこと②:生活費を節約する
退職前には、保険、通信費など生活費の見直しが必要です。
保険の見直しについては、プロのファイナンシャルプランナー(FP)に相談するのも良い方法です。
『みんなの生命保険アドバイザー』では、全国無料で、FPが保険の相談に乗ってくれます。
対面もしくはオンラインで無料面談ができます。
通信費の見直しについては、携帯電話からはじめましょう。
通信費は夫婦で、月10,000円以上節約しました。
その方法は⇩下の記事で紹介しています。
https://fuuchannext.com/ijugo/simwifi/退職前にやるべきこと③:クレジットカードをつくりポイント活用する
移住直後は、基本的に収入が下がります。
なので、移住前からお金の対策を考える必要があります。
生活費の対策としては、ポイントの活用「ポイ活」があります。
我が家も、クレジットカードを利用したポイントの恩恵を受けています。
退職後、特に無職やフリーランスだと、クレジットカードの審査に受からない可能性が高くなります。
なので、移住先で、引落し口座含めて、便利かつポイント活用できるクレジットカード
を退職前に準備しておくべきです。
登録口座は、全国各地の田舎まで窓口やATMが設置されているゆうちょ銀行が便利です。
退職後すぐやるべきこと①:失業保険や移住支援金などの制度を活用する
退職後すぐやるべきなのは、ハローワークに行き、失業保険の手続きをすることです。
失業保険の受給資格は「退職以前の2年以内に雇用保険の加入期間が通算12ヶ月以上あること」です。
失業保険の支給対象期間になるまで、自己都合退職だと「離職票」をハローワークに提出して2か月と7日かかるからです。
就業先から1日も早く「離職票」を受け取るよう、催促しましょう。
失業保険のほか、再就職手当、就業促進定着手当なども対象として考えられます。
地方での起業や東京圏からUIJターンにより起業・就業をする方に「移住起業就業支援金」の制度があります。
東京圏からの移住では、単身60万円、2人以上の世帯で100万円が支給される可能性があります。
2021年からは、テレワークで今の仕事を続けつつ地方に移住した方々や関係人口の要件を満たした人も対象となっています。
空き家バンクに登録された物件に移住する場合は、自治体ごとに「空き家改修補助金」などもあります。
退職後すぐやるべきこと②:国民年金の減免手続きをする
退職前に、勤務先から健康保険の案内があります。
職場の健康保険組合で任意継続するか、国民健康保険に加入するかのどちらかです。
意外と見落とす人が多いのが、国民年金保険料の免除制度です。
サラリーマンは、厚生年金と国民年金の両方に加入しています。
自営業者も必須の国民年金は、加入が義務付けられていますが、無職や病気で働けない場合は減免(減額)制度があります。
2021年1月の退職後すぐ手続き、転職までの5か月間、国民年金の支払い額が免除されました。
減免率は4分の1、2分の1、4分の3、全額のいずれかになります。
退職後すぐやるべきこと③:初期費用・負担が少ない賃貸物件を探す
移住してはいけない田舎や家を選ばない
無職になってしまうと、残念ながら、不動産の賃貸物件の家賃保証会社の審査に落ちやすくなります。
不動産管理会社に勤めた経験でいうと、無職だと、数百万円単位の預金残高がある通帳を一緒に審査に提出するか、次の勤務先が決まっているなどの条件が求められます。
解決策としては、在職中のほかの家族名で申し込んだり、保証会社の審査の必要がない物件や公営住宅に入居する方法などがあります。
地方や田舎の家探しのノウハウは🔽の記事が役立ちます。
退職後すぐやるべきこと④:今後の就職・副業収入につながる自己啓発の強化
退職後、すぐにWebライティングとブログの運営をはじめ、古民家再生の手伝いもしました。
田舎暮らしををはじめて1年がたち、まだまだですが、田舎で使う小遣いくらいの収入にはなってきます。
無職の間に与えられるのは、時間です。
そして、田舎移住で解決できない問題になってしまうのは、「お金」か「人間関係」です。
そうならないように、時間を副業を育てたり、資格の取得を行い、将来の収入につなげることが、あなたの未来を助けます。
移住の引越し対策①:荷物を減らし売れるものは売る
大型ゴミ粗大ゴミ廃品の不用品回収業者で安いところ見つけたいからエコノバで見積もりして最安値業者見つけよ🐶
壊れた家具 プリンター 座椅子 電子レンジ 扇風機とかあるし、お兄ちゃんの自転車もあるしゴミ屋敷になる前に片づけたい🌺
リサイクルショップだと売れないし💦https://t.co/yWc1ahGmDg— ルイチャ (@ruicya_nico) November 18, 2022
自身の反省を込めて、引っ越し対策は、移住準備のときからしっかり行うべきだと、お伝えします。
移住の実現がみえてきたら、自宅の荷物整理も少しづつすすめましょう。
スーツなどの衣類は、都会と田舎でずいぶん違ってきますし、暮らしを変えるために地方移住するのに、昔のものばかり残しておいても仕方ありません。
無料の「あげます・譲ります」掲示板ジモティーや不用品回収業者に一括見積もりできるエコノバが便利です。
1分で登録でき、今お住まいの地域のおすすめ業者がわかります。
引っ越しの不用品を、一気に処理することができます。
【無料】1分で完了
移住の引越し対策②:敷金精算は値段チェック・交渉や火災保険の解約返金手続きを
引越し時は、賃貸管理会社と敷金精算を行います。
その際、気をつけたいこととして、
■ 賃貸借契約書の解約・更新・敷金精算の条項を確認する
■ 修理・修繕費用の見積書を精査する
■ 火災保険の解約手続きを自分で行う
があります。
賃貸借契約書の解約・敷金精算の条項を確認する
賃貸住宅の解約でまず大事なのが、解約日の設定です。
契約書で、解約日が「どの日でも可、15日と末日、末日のみ」かを確認しましょう。
移住地が決まったら、2重家賃にならないように、不動産会社に解約予告通知書を出しましょう。
2年更新の契約更新日が近い場合は、更新日の前に解約したり、更新料をとられないよう交渉してみるのもおすすめです。
また、賃貸借契約書には、必要となる修繕か所ごとに、家主と入居者どちらの負担か記載があります。
余計な修繕を求められないよう気をつけましょう。
退去立会い後は見積書を持ち帰って精査する
退去立会いは、必ず契約者が立ち会いましょう。
管理会社の担当が修繕か所の見積書をつくりますが、その場でサインせず持ち帰りましょう。
修繕の部品や修理代が相場どおりか、インターネットなどで調べてみましょう。
相場より高い修理代や材料代をとって、利益を上げる業者もなかにはいます。
作業をほかの業者に依頼する際に、手数料が上乗せされることもあると聞きます。
精算料金にどうしても納得いかない場合は、管理会社に家主交渉をお願いすると、
良心的な家主だと、減額に応じてくれることもあります。
火災保険の解約手続きを自分で行う
火災保険の解約手続きを忘れずに行いましょう。
更新時でなければ、一定額の返金があります。
家賃保証会社の手続きは、管理会社が通常行います。
移住の引越し対策③:引っ越しは「積み切り」でできればコスト安
地方移住は、引越しの距離が長いので、業者選びや手配に工夫が必要です。
退職後であったり移住後も収入が下がるので、慎重にすすめたいところです。
引っ越し料金は、距離とトラックの大きさで、基本、価格が決まってきます。
僕ら夫婦は、車で2時間半の近距離移住で、古民家の荷物整理で入居前に現地に何度か通う必要がありました。
そこで、引っ越しは2t車の「積みきり契約」にして、価格を5万円台に抑えました。
乗り切らなかった荷物は、後日、自分の車で移住先まで運ぶか、エコノバの無料一括見積もりで調べて回収業者に来てもらうかで、不要な荷物を処理する方法にめどがついていたからです。
単身者であれば、赤帽など軽自動車での引っ越しが安く市内だと2万円台でしたことがあります。
軽自動車でも天井が高くなっているタイプで意外とたくさん荷物が入ります。
独身時代は何度か、軽自動車で引っ越ししていました。
引っ越し会社まかせで、大きい車やおまかせプランで値段が高くならないよう気をつけましょう。
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移住の引越し対策④:引越し料金が安い時期、曜日を選ぶ
引っ越し料金は「時価」でもあります。
時期や曜日によって、大きく料金が異なります。
1年を通じて、引っ越し料金が安いのは12〜1月です。
高いのは3月〜4月上旬で、極端に高くなります。
近年、引っ越し業者の人手不足が深刻なことも引っ越し料金に影響してきています。
曜日については、平日と土日では、大きく変わりません。
土日とつながった3連休の祝日で引っ越ししたい人が多いため、祝日は高い傾向にあります。
移住の引越し対策⑤:業者で大きく違う料金 SUUMOの一括見積もりで最適・最安で決めよう
電話登録なしで引越し無料見積もりがとれるのはSUUMOだけ
人生で8回引っ越しした経験でいうと、引越し会社によっても、料金に大きな差があるのが現実です。
そこで必要なのが、相見積もりです。
ただ、移住の場合は、全くわからない地域への引っ越しなので、どこの会社がいいのか見当がつかないのが普通です。
そこで便利なのが、引っ越しのお手軽な一括見積もりサイトです。
引っ越しの一括見積もりを行う会社は多くありますが、電話番号の登録が必要で、その後、電話がかかって来てこまったという話も聞きます。
そこでおすすめするのが、リクルートのSUUMOの一括見積もりです。
上の画像でわかるように、電話番号の登録が不要です。
メールアドレスだけで、無料で一括見積もりでき安心です。
なので、自分の引越しで何回も活用しました。
移住候補地までいくら引越し代がかかるか、一度調べて費用を確認しましょう。
1番安い引っ越し会社がみつかる
【まとめ】移住のための退職、引越対策は早めの行動が身を助ける
今回は、地方移住のための退職や引越対策についてまとめてきました。
「なるべく早く移住したい」と思いが募る一方で、準備不足だと移住後に苦労することになります。
仕事(収入)、移住地探し、住居の検討などやるべきことはたくさんあります。
今できることから、コツコツと準備を進めましょう。
その積み重ねが、きっと移住後の自分を助けてくれます。