瀬戸内の山口県光市室積に移住して3か月。
移住後はこのブログを通じて、移住相談や案内をすることもふえました。
移住で難しいのが、田舎暮らしする場所や家を決めることですが、東京から発信されるネット記事や雑誌の情報、移住補助金優先だと人気の移住地にしかたどり着きません。
地方移住でよりよい移住地と出会うための方法、移住先の決め方や生活費についてまとめます。
目次
移住人気ランキングは第3者が選んだ情報に過ぎない
雑誌などで移住で人気の自治体を信用するって落とし穴だと思う。空港へのアクセスが良い、移住補助金が充実している理由などで上位にくる場合も多い。田舎暮らしは大変なことも多いから「好きな場所」でないと失敗の確率が上がる。再移住や引っ越しはお金や労力がかかる。苦労して地域や家を捜したい。 pic.twitter.com/APjQts34Z7
— ふーちゃん♨️地方移住1年生 (@fuuchannext) September 15, 2021
山口県内への移住を希望する方とお話して「山口県に移住したいけど、どの街が良いか分かりません」といった話を聞きました。
それについての自分なりの考えを書いたのが上のツイートです。
自分で調べたり、オンラインで移住相談を受けたり、現地に足を運んで風景や人を感じたり、お試し移住したりの過程が必要になります。
国や山口県の補助金や人気・おすすめよりも移住で優先してほしいことがある
同じ山口県内でも地域性の違いがあります。
気候の面、仕事、便利性、人の気質、医療どれをとっても違います。
その中で、どの自治体のどの地域に住みたいか最大限検討することをおすすめします。
ただ「そんなことを言っても難しい」と悩まれるはずです。
そこで、僕なりに考えた山口移住の方法を紹介します。
山口県への移住準備は県の移住サイトからはじめたい
山口県YYターンとFacebookを一緒に活用するのがベスト
経験も踏まえて、山口県が運営する移住サイト『山口県YYターン支援サイト』を最大限活用することをおすすめします。
山口県の移住に関するあらゆる情報が分かるサイトで、オンラインの無料移住相談まで申し込めるのが特徴です。
窓口が移住者の希望にあった人を調べて、紹介してくれます。
そのほかFacebookページ「住んでみぃね、ぶちええ山口」やZoomを活用したオンラインイベントも定期的に行われています。
いろんな分野で活躍する移住者の紹介も充実しています。
入口として最適です。
移住先の決め方は自分で考え尽くすのが「最幸」への道
移住候補地の訪問では移住者や地元住民の声を大事にしたい
広々した美術館ではなくここは山口県庁。山口県は平地が多いから道路、施設、家にゆとりがある。大都市がない分、穏やかなきもちになれる、くつろげる場所が多く残る地域だと再確認できた。#田舎暮らし #地方移住 pic.twitter.com/wNo1yDh9ce
— ふーちゃん♨️地方移住ブロガー (@fuuchannext) October 2, 2021
人口が少なく、移住の実績のない市町村は、補助金や、お試し暮らし住宅、移住専門サイトなどの施策が打ちにくいので、移住者は少ないかもしれません。
ただ、移住先として決して魅力がないかといえばそんなことはありません。
山口県で一番移住地ランキングとして人気があるのは宇部市です。その理由として、
■ 空港があり東京へのアクセスが良い
■ 移住や起業に関する補助金が充実している
■ 海が近く自然や住環境もよい
といった理由が出ていました。
ただ、東京へのアクセスでいえば、岩国錦帯橋空港もあります。
東京都内在住か勤務者への最大100万円の移住支援金制度は、ほかの自治体への移住でも活用できます。
山口県は人口30万以上の都市がありません。
多くの自治体で広域合併した、下関市や山口市といった自治体でも、それ以下です。
道路が良いため渋滞が少なく、近隣の自治体にも渋滞なく移動できます。
この記事を更新して3か月後。山口県内の在住者を対象にしたランキングが発表されました。
年末に発表された山口県の「街の幸福度ランキング」。移住した光市が県内19市町で幸福度NO.1。調査会社が県内4500人を対象に3年間集計した数値だから、たしかな理由があるはず。移住候補地を選ぶ時は、県外の人が書いたネット記事でなく、現地の人の声をまず参考にするべき。https://t.co/7Zw4pgxvfN
— ふーちゃん♨️田舎暮らしの現実を伝えるブロガー (@fuuchannext) January 16, 2022
僕自身この調査のことは知りませんでした。
ちなみに移住した光市は、柳井市から下松市、周南市中心部までが30分以内で買い物圏内です。
移住に関しては、あくまで地元の声を反映させた情報を優先して活用すべきです。
周辺の自治体含めて移住地を決めました。
人気や「住みやすい街」よりも自分でここだと思った「好きな場所」に移住の決め手にしたい
移住までの苦労は、苦労した分だけ報われる
移住先が決まるまでに、現地に訪問して話を聞いたり、人に相談すると別の意見があったりします。
移住者や地元の方は必ず気づかなかったアドバイスをくれます。
『周防大島にお試し移住』した際は、大変勉強になりました。
移住が決まるまで、時間や苦労がかかりますが、苦労した分だけ移住後の満足度が高まるはず。
急がずコツコツ頑張ってほしいです。
山口県に移住前と後で生活費はどう変わった?
家賃以外の生活費は大きく変わらないのが現実
移住先を検討する時に、大きなテーマである生活費のことを書きます。
結論、家賃、駐車場代以外は大きく変わりません。
都会の生活と比べて、野菜をもらったり、コンビニで無駄にお金を使ったりは減りました。
限界集落で近くに居酒屋がないので、飲食・交際代も下がりそうです。
ただ、夫婦2人だと、1人1か月当たりが、1万〜3万円程度の節約ではないでしょうか。
なので、転職して移住する人には、「家賃が安いところを探すよう」アドバイスします。
その方法については「まずは賃貸から!田舎暮らしの空き家をさがす方法」に書いていますので参考にしてください。
とにかく家賃で固定費を下げることが大切です。
移住前には、携帯電話を大手から格安SIMのUQモバイルに。
ネットも解約してポケットWifiのMugen Wifiにして、生活費を月10,000円以上下げました。
その方法は『田舎移住の生活費節約は格安simとポケットWifiの通信費削減からはじめよう』で詳しく説明しています。
■移住人気ランキングは第3者が選んだ情報に過ぎない
■山口県への移住は「山口県YYターン」が充実
■人気の場所にとらわれず自分にとって最高の場所をめざそう
【まとめ】一つずつ行動・解決することが移住の実現につながる
今回は移住先の決め手、決断に役立つ情報や、実際の移住体験で学んだことを紹介しました。
移住準備から実現には1~3年程度かけるのが一般的です。
今できることから、コツコツ一つずつ、取り組んでみましょう。