山口県の古民家に田舎移住して5か月。
荷物撤去を終え、ようやく念願のDIYリフォームに取りかかることになりました。
リビングの天井のジプトーンの塗装や、玄関や廊下の砂壁をしっくい(漆喰)で塗ってDIYリフォームした内容です。
ジプトーンの穴は、パテ埋めして白ペンキ塗装。
漆喰は天然素材の「大和しっくい」で、うまくいきましたので、写真とともに報告します。
目次
ジプトーンの天井をパテの穴埋めとペンキ塗装でおしゃれにDIY
ジプトーンとは、上の写真のように縞模様の不規則な虫食いのような穴が開いたデザインが特徴的で、化粧石膏ボードのことをいいます。
会社の事務所や学校、病院などの天井でみかけます。
■価格が安い
■不燃材で建築基準法の内装制限をクリアできる
などの利点があるためです。
ただ、自宅の天井としては、穴が開いたデザインや清潔感、見栄えに難があります。
「平らできれいな白色でおしゃれにしたい」ということになり、その方法を考えました。
パテでジプトーンの穴を埋め白ペンキで塗装する作業の手順
もう大変。古民家リビングの天井のDIY。凹凸のある妻の敵、ジプトーンをきれいに塗装。天井をふき掃除→シーラー→パテ(今ここ)→白ペンキの手順。2人家族なのに16畳もあり…ただここが生活の中心なので、さらに移住してよかったと思えるよう、心地よい生活空間を目指してます! pic.twitter.com/Uyxk0ghRbo
— ふーちゃん|地方移住ブロガー (@fuuchannext) November 3, 2021
上のツイートが、ペンキ塗装の前段階のパテ塗り施工中の写真です。
パテとは、へこみや穴などに埋め、下地を平らにするためのペースト状の充填剤です。
シーラー塗装とは、塗装前の下塗りのことです。
下地と上塗り塗料を密着させ、上塗り塗料の過度な吸い込みを抑え、アクの発生を防ぎます。
方法は、下の順番になります。
①天井をふき
②シーラーを塗り
③シールパテを塗り
④再度シーラーを塗り
⑤最後に白ペンキ
正直、手がかかります。
ただ、YoutubeやGoogle検索で調べるとパテなしで塗装してる方がほとんどでしたが、穴が残って仕上がりが良くありませんでした。
天井のジプトーンの表面にクロスを貼る方法では、ジプトーンの凹凸が残ってしまいます。
天井にべニア板を貼ってクロスを貼るのも素人では難しく、パテで穴を埋める方法を選びました。
ジプトーンをパテと白ペンキで施工しきれいな天井が実現
準備した材料は下記の通りです。
■ブルーシートと新聞紙
■養生ビニールシート
■マスキングテープ
■シールパテ
■刷毛
■ローラー
■伸縮継ぎ柄(ローラーにつなげる棒状の道具)
■水性シミ止めシーラー
■水性つや消し白ペンキ
■ペンキ用シーラー(アク止め)やペンキを入れるパレット
主な材料となるシールパテとシーラーとペンキは、⇩の商品を楽天で購入しました。
環境に優しく、においもない水性塗料です。
●撹拌(かくはん)機を使わなくてよい
●開封したらすぐそのまま使える
●水で練るパテは水加減で差がでてしまう
●塗装中にも天井から床におちづらい
ジプトーンの天井には、シールパテが最適と思います。
手間はかかりますが、パテが乾いてやせてしまうので、2度塗りしました。
ホームセンターに置いてない場合もあります。
そのため、1〜2日で自宅に届くネットショップの購入が便利でおすすめです。
写真のとおりの良い出来ばえです。
自信をもっておすすめします。
はじめてでも、もちろんできますが、古民家リフォームのお手伝いをした経験が役に立ちました。
出来栄えに、夫婦で満足しています。
砂壁には「大和しっくい」 自宅で練って手で塗るのが安くおすすめ
砂壁には畑中産業の大和しっくいを選びました。
漆喰の主な原材料は石灰岩です。古くからの貝類、藻類などの化石がたい積してでき、多くの孔(あな)があるため、高い調質機能が特徴です。
海と山に近い古民家で湿気が課題のため、ふのりなども入った天然素材の大和しっくいを選びました。
塗った数日間は、のりのにおいが残りましたが、数日で⇑の写真のように、周囲を良い雰囲気の空気に見事変えてくれました。
夫婦で古民家のいやな感じがなくなり、満足できました。
作業に準備した材料は、下記の通りです。
●大和しっくい用シーラー(アク止め)
●大和しっくいアンダーコート
●大和しっくい
●養生テープ
●養生ビニールシートと新聞紙
●刷毛
●ローラー
●ポリバケツ
●脚立
練ってある漆喰は割高 自宅で練るのが安くておすすめ
リビングの天井と同様、手順は⇩の通りです
①砂壁の砂を落として
②シーラーをローラーで塗る
③大和しっくいアンダーコートを塗る
④大和しっくいを塗る
砂壁・土壁の場合も、シミ、ヤニ、アク止めにシーラーとアンダーコートを塗ると、変色の心配をしなくて済みます。
別の古民家で作業した時、シーラー塗りが不十分で、シミやアクが出たことがあります。
白く塗るとピンク色ののアクが下から出てきて、その時は結局、5回もペンキを塗ってごまかしました。
以前の住居人の暮らしや家屋の状況はわからないため、⇑の作業をするのが無難です。
漆喰は練ってある商品を購入する人が多いですが、塗る広さに一定以上ある場合は割高でおすすめできません。
撹拌機などをつかって粉の漆喰を練るのが一般的ですが、飛び散って本当に大変と聞き、方法を調べました。
上のYoutubeで紹介しているように、実は、足や手で漆喰を練ることができます。
「大和しっくい」に書いてある分量どおりに、手で練りながら問題なく塗装できました。
シーラーは、ローラーを使って塗るのが効率的ですが、大和しっくいは、🔼の写真のように手で塗るといい「味」が出ました。
DIYは一発勝負です。
失敗ができません。
いい状態に仕上がった⇩の作業で使った商品をおすすめします。
しっくいを練る手間を省きたい人は、⇩の商品がおすすめです。
●練る手間がなくワンタッチで塗れます。
●シックハウス対応の健康に優しい壁材です。
●ビニールクロスや古壁に直接塗れます。
●室内のホルムアルデヒドを吸収し、再放出させません。
住まいのリフォームやトラブル解決は業者にたよる選択肢も
今回は、木造住宅の天井や壁のDIYを紹介しました。
築50年以上の空き家に住むと、DIYできる部分と、水回りや屋根など業者に依頼するべき部分が出てきます。
家主含めてトラブルにならないように、「DIYか業者」かの見極めが大切です。
「頭に残る困りごとを、安く手軽に解決したい」と思う気持ちは皆同じです。
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