山口県の瀬戸内海に近い古民家に移住して1年。
日常生活で課題だった湿気対策にようやく取り組みました。
床下は断熱材のスタイロフォームと竹炭、壁はマシュマロタッチ塗料でDIYしました。
湿気も減り、気分良く暮らせるようになったので、方法を紹介します。
目次
山と海に近い築50年以上の木造住宅の最大の課題は湿度対策
「天井のジプトーンはパテで穴埋めペンキ塗装」の記事で紹介したように、移住後から古民家のリフォームに取り組んでいます。
素人ですが、周防大島でのリフォームの手伝いや、地域のDIY教室に通って知識をつけています。
山と海に面した、古民家の最大の課題は湿気です。
移住当初は、ホームセンターで湿気とりを買ってきても、10日もあればいっぱいになってしまい、妻のご機嫌も。。
対策が必要でした。
古民家の床下はスタイロフォームと竹炭の湿気対策で効果大
一番湿気対策が必要な北側の和室は、床をめくると、つちと木材の合間にかびがみつかってしまうような状態でした。
床下の湿気をとるには、炭がいいという書き込みが多くありました。
そこで、竹林整備をはじめてできた人脈が役立ちます。
ご厚意で、段ボ―ル5つ分の竹炭をいただき、それを床下に置きました⇩。
スタイロフォームの使い方とは?壁、床下、屋根などに使える断熱材
スタイロフォームとは、発泡プラスチック系の断熱材の商品名です。
一般名称は「押出し発泡ポリスチレン」といいます。
発泡スチロールなのでカッターで簡単に切れます。
主な使用場所は、壁、床下、ユニット下、屋根などです。
特徴は
■ 軽くて固い
■ 水を吸収しずらく
■ 熱を伝えづらい
スタイロフォームの最大の特徴は、熱や湿気をを遮断する効果があることです。
古民家や木造住宅の湿気を防ぎます。
冬の寒さは食い止め、夏の高温もさえぎる効果があります。
デメリットは、衝撃に弱く割れやすいこと、紫外線の劣化を受けやすいことです。
大きさにもよりますが、1枚700~800円から販売しており、コスパを考えても、床下に張るには、もってこいの人気素材です。
根太の間にスタイロフォームを切って詰めて湿気をシャットアウト
専用のWZピンを使い固定する方法がポイント
今回は、⇧上の写真のように、土台の上の根太の間に、断熱材のスタイロフォームをカッターで切って、差し込み、WZピンでとめました。
続いてフローリング材用の表面粘着シートを貼って、床下からの湿気を密封させました。
スタイロフォームを固定したあとに床板を置き、作業はひと段落です。
作業後は、湿気が床下から来なくなり、ゴキブリなどの虫もいっさい上がってこなくなりました。
⇧とは別に、根太の上にスタイロフォームと仕切りの角材を並べて、湿気対策する方法もあります。
後者だと高さが高くなること、新しい角材の費用も必要になってきます。
マシュマロタッチ塗料で壁の湿気対策
スタイロフォームよりも悩んだのが、16畳あるリビングのビニールクロス壁の湿気対策です。
選択肢は下の3つでした。
① ビニールクロスをはがして新しい壁紙を張る
② ビニールクロスの上にしっくいを塗る
③ ビニールクロスの上にマシュマロタッチを塗る
古民家に入居後、妻が黄ばんだ壁や湿気で家具などがカビることを気にしていました。
何とかしないといけません。
①のビニールクロスをはがすのも大変な労力です。
仕切りがなく、面積が広い壁紙を素人が張るのも、難易度が高い作業でした。
そんな時、SNSで③のマシュマロタッチ(友喜のしるし)をみつけ、オンラインで商品の説明を受けました。
玄関の砂壁で使った大和しっくいより値段はかかりますが、部屋を少しでも快適することを
優先しました。
壁紙屋さんもかべ塗装におすすめするマシュマロタッチ
【しっくいとマシュマロタッチの比較】
マシュマロタッチの特徴 | 漆喰の特徴 |
---|---|
沖縄の化石サンゴ | 消石灰 |
ほぼ中性 | 強アルカリ性 |
抗菌作用が高い | 殺菌作用が高い |
内装塗料 | 本来外壁用 |
調湿効果の高い沖縄のサンゴが原料のマシュマロタッチ。
ビニールクロスの上から、ローラーで塗ります。
健康塗料として、手でも塗れます。
マシュマロタッチを塗る前にシーラーで2~3回下塗りするのがポイントです。
壁がきれいな白色に変わりました。
塗った後の空気が変わった感じと、妻のうれしそうな表情が忘れられません。
住まいのリフォームやトラブル解決は業者にたよる選択肢も
今回は、木造住宅の床下や壁のDIYを紹介しました。
築50年以上の空き家に住むと、DIYできる部分と、水回りや屋根など業者に依頼するべき部分が出てきます。
家主含めてトラブルにならないように、「DIYか業者」かの見極めが、とても大切です。
「頭に残る困りごとを、安く手軽に解決したい」と思う気持ちは皆同じです。
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