「DIYはじめたいけど、何の工具をそろえればいいか分からない」
「どこからやればいいのか分からない」
自宅や引っ越し先でDIYを始めたいけど、やり方が分からなくて悩んでいる人がたくさんいます。
私たち夫婦もそうでした。
本記事では、まず揃えるべきおすすめの電動工具や、道具、情報収集の方法などを体験談をもとに丁寧に解説します。
最後まで読むと、最初に準備する工具や、困ったときの対処法を身につけることができます。
目次
古民家DIY初心者が最初にやっておきたいこと
「田舎に移住してDIYをやろう」と一念発起して、まず夫婦で始めたのは、DIYのアルバイトでした。
求人サイトの「Indeed」、無料の広告掲示板「ジモティー」などでアルバイトやボランティアを探しました。
FacebookなどのSNSでワークショップを探すのもありです。
まず、実際カラダを動かして、古民家大家に教えを受け、スタートラインに立つことができました。
初心者がDIYをはじめる前に気をつけたいこと
DIYをはじめようと思ったら、未経験の仕事をするように、分からないことが次々出てきます。
【DIYをやるために整えたい環境】
●日常的に質問できるLINEのオープンチャットに参加する
●DIYの先生を近くでさがす
●DIYに使える予算と修繕箇所の順序を決める
テレビやYouTuberの発信をみて、「これやりたい」と思っても、いろんな知識や経験が必要なのも、古民家DIYの特徴です。
DIYで役にたったのが、LINEで検索窓に「DIY」と入力してLINEオープンチャットに参加したことです。
DIYで困ったことがあったら、気軽に質問を投げかけると、仲間が親身に答えてくれます。
移住先の「DIY教室」に参加して、YouTuberの先生に、作業方法の相談や素人ではできない木材のカッティングをスライド丸ノコでしてもらったり技術的に助けてもらっています。
記事の後半で書きますが、DIYに使う道具と予算、修繕箇所の順序の選定も大切です。
【最初におさえたい】DIY作業の種類と基本の作業
【初心者向けDIYの作業種類と概要】
作業 | 概要 |
---|---|
締結・穴あけ | 木材のネジ接合や壁などの金具の取付。接合を補助するDIY商品が増え、インパクトドライバーだけでも十分対応できる。 |
切断 | 木材を切断して目的のサイズにする。ノコや丸ノコ、スライド丸ノコなどを使うが、ホームセンターでの木材切断が便利。 |
研磨 | 木材の表面をサンダー、紙やすりなどで細かく削り平らにする。作業後の仕上げや塗装前のヤニの除去など下準備で行う。 |
上の表に、初心者向けのDIYの作業をまとめました。
基本作業は、締結・穴あけ、切断、研磨の3つです。
家や建物のDIYを行うには、基本、電動工具が必要です。
手作業では、穴もあかない柱も多いですし、切断もまっすぐいきません。
気が遠くなるほど、時間がかかる作業になってしまいます。
【女子が選んだ】初心者が揃えたい電動工具3選
4-1.【絶対必要】インパクトドライバー
インパクトドライバーは、ネジの穴に先をあて、強い圧力と回転を与えて、短時間でネジを
しめることができます。
スイッチを切り替えると、逆方向の回転になるため、手動では回らないネジやさびてしまったネジでも動かせます。
コード不要の充電式バッテリーと100V電源のコードでコンセント接続タイプがありますが、バッテリーがおすすめです。
国内大手のマキタの商品(型番MTD001DSX)が、15,000円程度と安く、充電器、バッテリー個、ケース付きで長時間の作業も可能なため購入しました。
2年たった今も、1度も故障なく活躍しています。
4−2.【みがく手間が激減】電動仕上げサンダー
DIYリフォームの仕上げには、木材にオイルや塗料を塗って仕上げることがよくあります。
表面の荒れた部分をきれいにし、色のむらを作らず、木材表面のヤニを除去し着色をよくするために電動仕上げサンダーを使います。
サンダーは、加工する木材を、コードリールなどで電源の近くに持ち運べばいいので、電動式で十分です。
マキタの⇩の商品が定番の売れ筋商品なので、購入しました。
4−3.【木材の切断には】電動丸ノコ
丸ノコは、細かい刃がついたチップソーを高速で回転させて、木材などを切断する工具です。
まっすぐカットするのに向いており、切断面もきれいです。
スピードがあるので、女性によっては、はじめは使うのをためらう場合もあるでしょう。
【初心者向け切断工具の特徴】
●丸ノコ:直線の切断、DIY
●ジグソー:曲線の切断、DIY
●レシプロソー:大まかな切断、屋外作業
床や棚など木材をまっすぐ切るDIYが多かったため、⇩の丸ノコを選択しました。
不慣れな時は、ホームセンターで切断してもらったり、DIY教室などに丸ノコを持っていって切ってもらいましょう。
DIY未経験者が準備しておくと便利な日曜大工的道具3選
5−1.丸ノコガイド定規
丸ノコガイド定規は、電動丸ノコで材料をまっすぐ切るための道具です。
直角や、45度などの角度をつけた切断もできます。
丸ノコとセットで使うため、丸ノコを買うときには、一緒に購入しましょう。
材料の側面と平行にカットできるTタイプの丸ノコガイドを購入しました。
5-2.必須ともいえる作業台
DIYを始めるときには、作業台を準備しましょう。
作業台の土台の部分は、⇧の写真のような木材や部品が揃ったソーホースブラケットセットと、その上にのせる天板を購入すれば、簡単に作れます。
天板は、ホームセンターで感触が合うものを選びました。
簡単に収納もでき、2年経った今も便利で使っています。
5−3.固定するならクランプ
作業台の木材のカット作業などで欠かせないのがクランプです。
丸ノコなどで切るときに、ずれないように固定する道具です。
一度に2〜4個程度必要です。
木材などの材料同士を接着させるときに、接着剤が乾くまでの間に動かないように固定するのにも使います。
いろんな種類のクランプがありますが、初心者のDIYには、スプリングクランプまたはクイックバークランプが一般的です。
素人が古民家DIYをした順序【どこからやるべきか】
古民家DIYをやるときに、どこからやるか悩むのが作業の順番でした。
結論からいえば、難易度の低い作業からやっていけば安心です。
緊急度が高かったり、難易度が高いものについては、大工や業者の活用も検討しましょう。
【古民家DIYをやった順序】
②障子・ふすまの張替え
③壁に靴置きをつくる
④床下・床【湿気対策】⑤トイレ・便器の取替
⑥脱衣所・洗面台
できそうな場所からチャレンジしたいところです。
最初は塗装で0⇒1を 次に締結穴あけでDIY
はじめてのDIYは、ヤスリがけの下準備からの塗装がおすすめです。
各部屋の壁や天井を塗装して、日々の生活空間を快適にしたり、快適さをめざして、玄関に靴置きを作りました。
次に、購入した「インパクトドライバー」を使って、玄関に靴置き台をつくりました
超えられそうな作業難易度のものから始めるのがおすすめです。
【まとめ】セルフリノベのスキルをつけてミニマムが時代の流れ
今回は、DIYのノウハウや、まず準備したい電動工具や道具、情報収集の環境について説明しました。
大工職人の減少や材料の価格高騰で、家の修繕費が、今後さらに高くなると予測されます。
自宅を自分で修理できるスキルは、さらに重要になり、自作のアイテムは暮らしに精神的安らぎを与えてくれます。
100均からでもいいんです。
できるところから、コツコツ続けましょう。
きっとDIYが楽しく自分を豊かにしてくれます。