同じ山口県内でも移住する地域や転職の方法、選ぶ仕事によって移住後の働き方が大きく異なります。
大半が車通勤で道路が良く渋滞が少ないため、ストレスが減ります。
遠距離通勤もしやすく、地域によって環境や職種の特徴も異なります。
今回は、移住にともなう転職や公的な制度の活用、フリーランスを含めた幅広い「田舎の仕事」について、移住体験を含めて具体的にお伝えします。
目次
山口移住の仕事①:把握したい地域特性
瀬戸内海は大企業の工場が多く日本海側自然豊かな景色が続く
山口県に地方移住して仕事するうえで、おさえたいのが、瀬戸内海側と日本海側で特徴が異なることです。
東の岩国市から下関市までの瀬戸内海側は、瀬戸内工業地域の一部です。
三井化学などの石油会社や宇部興産、トクヤマに代表される化学メーカー、自動車ではマツダ防府工場、高速道路網を利用した流通業などが多くみられます。
移住した山口県光市は人口5万人ですが、武田薬品工業や日本製鉄グループの大企業があります。
隣の下松市には日立製作所があり、関連会社含めて「求人は比較的多い」地域と聞きます。
ただ特徴として、工場関連の仕事の割合が高いです。工場関連は未経験OKの求人が多い特徴もあります。
移住後「山口県人は大卒進学で県外に出たら、文系のUターンが難しい」という特徴を聞きました。
理系や工場内の勤務の求人が有利といえそうです。
日本海側は、萩市、長門市、阿武町の1市2町ですが、人口は9万人足らずです。観光、農業、漁業などの産業が主になります。
山口移住の仕事②:一般就職で仕事する注意点
山口県の移住とともに一般企業に就職して仕事する準備として🔽の「1.2.」が今すぐ取り組めます。
これらと平行して「下松市に住んだら、周南市中心部まで15分、防府市まで1時間ぐらいで通勤・生活圏内だな。
休みの日は車で1時間で周防大島のカフェでのんびりしたい」などと、具体的に暮らしのイメージをふくらませることが大切です。
1.インターネットで求人状況をチェック
移住候補地の求人を把握するため、インターネットでハローワークやリクナビNEXT、マイナビ転職などを使い、募集状況や業種別の特徴をチェックしましょう。
パートの時給なども調べてみましょう。
「やまぐちしごとセンター」のキャリアカウンセリングもおすすめです。
山口市での対面、自宅からオンライン面談どちらでも転職の相談ができます。
2.人材紹介&派遣会社に登録
地方や田舎の移住でも、大手人材紹介サービスのリクルートエージェントやdoda
などの転職エージェントを使うのもおすすめです。
大手エージェントは山口県に拠点を持っていないものの、大手企業の工場が多いため、案件や企業の状況は担当のコンサルタントが把握して、求人情報を持っています。
転職エージェントだけに企業が依頼する非公開求人も多くあるので、登録だけでも、するべきです。
私自身、転職エージェントを活用して、広島・山口への転職活動をした経験があります。
企業間との細かい就業規則などの確認したい事もメールなどで簡単に聞け、年収の交渉まで行ってくれます。
「活用して良かった」と実感した経験があります。
山口県では、転職活動時に案件紹介が多かった下の2社がおすすめです。
私は、リクルートエージェントの案件で過去転職しました。
約90%が非公開求人と言われるほど、多くの求人を持っています。
dodaも「転職サイト」と「転職エージェント」両方の要素を備えており、求人検索から面接、年収交渉までの転職サポートを受けられます。
まずは登録して、求人をチェックして、年収の相場を確認してみましょう。
移住実現に一歩、近づきます。
山口移住の仕事③:UJIターンの一般就職で注意する点は「働き方が変わらず変化が少ない」
UJIターンなどの一般就職の地方移住で気を付けてほしい点として「地方に住んでみたいと思って移住したけど、暮らしが大きく変わらなかった」という後悔の意見も多いです。
大学卒業後、20代は東京圏にいましたが、山口県でも下関市、宇部市、山口市、周南市などの中心部に住むと、住生活環境は「都会より少し田舎」程度だと思います。
食生活・近所づきあいなど都会と大きく変わらないと感じるかもしれません。
逆に山口県は全国的にみても道路事情がよく、渋滞が少なく、車の移動がしやすいです。
田舎から地方都市の中心部への通勤は、便利といえそうです。
年収は、下がる方が多いはずです。
移住する際は家賃をできるだけ下げる意識を持ってほしいです。
転居後にセルフリノベできる物件や、民間の賃貸入居のように、諸経費が発生しない公営住宅に移住する方法もあります。
家探しについては『地方移住での田舎の空き家・賃貸の探し方』に体験談をまとめています。
山口移住の仕事④:フリーランスとして複業で働く
リモートワークなどの複業が山口県でも有力
リモートワークなどの複業を田舎暮らしの収入の柱とする働き方で移住する人も増えています。
ライティングやWEB制作、動画編集、WEBデザインなどで収入を得ながら複業で生計を立てます。
総合的なサービスでは、クラウドワークスやランサーズ。
デザインでは ココナラでスタートがおすすめです。
ココナラは、個人スキルのフリーマーケットでも知名度を上げており、収入の柱を増やす手段として、チャレンジする人が急増しています。
コロナ禍でオンライン事務業務の需要・求人の伸びに注目
近年、需要が伸びて注目のオンライン秘書は、フジ子さんやCASTER BIZ(キャスタービズ)
などが人気があります。
オンライン事務は、パソコンを使った事務経験や、経理・Web・人事・総務・秘書業務の経験がある方が中心です。
コロナ禍やオンライン環境の普及で、需要が急激に伸びています。求められるスキルも幅があります。
移住準備段階の今登録して、チャレンジして複業になれば、大きく移住の実現につながります。
フジ子さんは、テレワークを使ってチームで協力して作業をします。
初めての方でも安心してトレーニングから入れるうえ、成果報酬型でなく時間報酬型なので安心してはじめられます。
WebマーケティングやWordpressブログの運営を学び複業に
スクール名 | 特徴 | 料金例(2022年5月現在) |
TechAcademy | コース数が多い。チャットサポート、メンター制などフォロー体制が充実。 | 初めての副業コース174,900円(4週間) |
WEBMARKS | Webマーケターに欠かせないSEOに特化したカリキュラムが特徴。 | フリーランス養成コース498,000円(6か月) |
Wannabe Academy | 人材紹介、広告代理店を展開。Web・SNS広告中心。転職保証プランあり。 | 入会金60,000円・授業料240,000円(税別・最長7週間) |
Withマーケ | Webマーケの広範な範囲をカバー。月額制で記事・サイト添削などのサービスも充実。 | 入会金29,800円・月額4,980円 |
Writing Hucks | Web・SEOライディングスクール。80本の動画視聴に3回の記事添削がつく。 | 69,800円 |
移住後の仕事のために、Webマーケティングスクールで学び、転職に結びつける人も増えてきました。
私自身、最近、月額制で、月単位で入退会ができ負担額が少ないことから、Withマーケで学び始めました。
詳しくは、『Withマーケの評判は?おすすめのオンラインスクールです。』をクリックしたら読めます。
地方移住後は複業で生計を立てるのが普通 フリーランスの時代にもマッチ
田舎では、1つの仕事で生計を立てる人は意外に少なく、複数の仕事を組み合わせて生活する人が多数派です。
私自身、ブログやWEBライターとして、収入の柱を育てている段階です。
「自分で出来そうだな」と思える分野からやるのが継続でき、収入につながりやすいです。
どのサイトも使いやすく、自宅で1人で無理なくはじめることができます。
おすすめしたい複業・フリーランスのためのサイトを⇓下にまとめました。
移住前から未来の収入の柱を育てれば明るい田舎暮らしが待っています。
お金で困らないように、まだの方はどれか一つ登録して、未来を変えて行きましょう。
Webライティング&動画編集 ⇒ クラウドワークス
デザイン ⇒ スキルのフリマ ココナラ
⇧の学習を安くオンラインで始める ⇒ Udemy
オンライン秘書 ⇒ フジ子さん CASTER BIZ(キャスタービズ)
山口移住の仕事⑤:地域おこし協力隊や「移住就業支援金」補助金など公的制度を利用する
仕事を辞めて移住する場合は、お金の心配が出てきます。
そういった場合に、補助金など公的制度の活用を検討する方が多いと思います。
私は総務省の地域おこし協力隊の制度を利用しました。
「好きな移住したい場所」を選んで、その自治体への移住で活用できる制度を使うのがおすすめです。
東京圏からの家族移住は「移住支援金」で100万円支給も
東京圏からの移住では「移住就業支援金」の制度で、単身60万円、2人以上の世帯で100万円が支給される可能性があります。
2021年からは、テレワークで今の仕事を続けつつ地方に移住した方々や関係人口の要件を満たした人も対象となっています。
詳細は、やまぐちテレワーク移住等支援事業のリンクをご確認ください。
空き家バンクに登録された物件に移住する場合は、自治体ごとに「空き家改修補助金」などもあります。
ハローワークも活用したいところです。
失業保険や再就職手当、就業促進定着手当などが対象として考えられます。
山口移住の仕事⑥:未経験OK!カラダを生かした農林漁業・土木などの仕事
田舎移住で特徴なのは、体力を使う仕事なら、未経験OKの求人が多いことがあげられます。
農業法人などでの農作業、林業、土木関連、工場内作業など職種にこだわらなければ、比較的仕事を得やすい環境といえます。
お仕事情報ネットでは、山口県内の仕事も多数掲載されています。
山口移住の仕事⑦:経験や資格を生かした田舎暮らしの仕事
看護師や保育士、介護関連資格、理学療法士、宅地建物取引士などの資格が生かせる仕事も多くあります。
職種によっては、小さな自治体で、実績がある人がいると、そこを切り崩していくのは大変むずかしいものです。
移住前に充分リサーチが必要です。
看護師、保育士、介護関連資格は、遠方からでも転職支援してくれるサービスが豊富です。
山口移住の仕事⑧:個人事業主で起業する
昨今、個人事業主(フリーランス)として起業する話をよく聞きます。
「やりたい仕事」をやることは、夢であったり、生き方という面でも、とても魅力的です。
「移住者した農家が作った生産物を田舎でカフェをする別の移住者が食材として使う」など、移住してビジネスをすると、人のつながりが広がっていく気がします。
ただリスクもあるので、SNSやBASEなどのネットショップを活用して小さくはじめること。
もしものときのために、フリーランス専用の損害補償や収納代行による支払いをしてくれる保険『フリーナンス』に入っておくことが望ましいです。
移住するうえで仕事は大きな課題ですが、一つずつハードルをクリアして行きましょう。


