今回は、地方移住で大きなテーマとなる家探しです。
田舎暮らしを検討される方に、賃貸、購入、2段階移住の選択肢のメリット、デメリットをまとめます。
田舎の空き家の物件の探し方は、都会とはまったく違い、簡単に思うような物件が見つからない、難しい問題でもあります。
はやめに対策して、格安に物件を入手できる方法を解説します。
目次
田舎移住と同時に空き家物件の購入をおすすめしない理由
田舎への移住を目指すと、ほぼ家の問題が出てきます。
田舎の戸建て物件は、家主が息子や孫の世代で、田舎にいないため、売却希望が多いのが実情です。
ただ、移住希望の立場からすると、購入はおすすめできません。
費用がかかるうえ、その地域に定住できる保証がどこにもないからです。
定住できず、引っ越した場合、すぐ売れる保証はどこにもなく、負債となってしまいます。
山口県の海の近くで古民家の貸家を探した方法
田舎の空き家の探し方①:空き家バンクと不動産屋と人づてが中心 家賃1万円以下も多く存在
田舎で貸家を探す方法は
■役場の空き家バンクを探す
■不動産屋の賃貸の募集を探す
■地域のインフルエンサー、空き家に関わる人に声掛けをする
の3つが主にあります。
田舎の空き家の探し方②:空き家バンクの課題は登録数と賃貸物件が少ないこと
役場の空き家バンクは、シロアリの被害がないなど役所の基準を満たした住宅のため、リスクが低いです。
デメリットとしては、登録される物件数が少ないことと売買物件が中心であることです。
親の世代から相続した、現所有者は物件を「手放したい」場合が多く、どうしても貸家・賃貸が少なくなってしまいます。
田舎の空き家の探し方③:不動産屋の賃貸は仲介手数料の問題で大きな収益を見込めない
田舎の不動産屋と街の不動産屋は、大きく異なります。
都会ほど熱心さがありません。
空き家募集時に不動産業者に入る仲介手数料の問題があります。
家賃×1.1か月が上限のため、田舎の安い家賃を仲介しても、もうからないのです。
なので、売買物件が多く、賃貸は少ないのが実情です。
田舎の空き家の探し方④:地域のキーパーソンを頼る
将来の定住・購入を目指す場合は家主状況もチェックすべき
意外と有力なのが、田舎では地域または集落ごとに空き家事情に詳しい人を頼る方法です。
そういったキーパーソンが現所有者の連絡先を把握しており、人に貸せるか把握しています。
その場合、田舎の空き家は荷物や仏壇が、残っている方が多いのが実情です。
そういった状態で内覧し、それ以降は所有者との交渉になります。
賃貸借契約書をかわさず、部屋を急に追い出されたなどのトラブルが、ネット上に飛び交っています。
地域の不動産業者に契約をお願いするなどして、事を進める必要があり、忍耐が必要です。
ただ、家賃は都会のように一律な相場があるわけではなく、安い値段で借りられる場合もあります。
移住後に併設する田や畑を管理したり、信用を重ねることで、家賃を下げることもできます。
定住を目指す場合は、家主の人柄や収入状況も把握したいところです。
田舎の不動産は相場があってないようなケースが多く、家主がいい人で、お金を持ってたり、執着がなければ、格安な条件で手放してくれます。
田舎の空き家の探し方⑤:自治体のお試し住宅の活用や公営住宅の賃貸も候補に
自治体による支援や助成金も充実の一途
おすすめなのが「お試し移住」用の住宅です。
最近は、移住者の獲得競争で、自治体が安価に1年間お試し移住できる住宅を準備するケースも増えています。
支援や助成金も年々充実しています。
公営住宅に住むのも選択肢として入れてもらいたい選択肢です。
民間の賃貸住宅だと、敷金、礼金、仲介手数料、家賃保証会社、火災保険など多額の費用がかかります。
公営住宅だと、敷金は全額返金されるケースが多いと聞きます。礼金、仲介手数料、家賃保証会社の費用は不要です。
収入に応じて家賃が決まる制度のため、移住する際に退職済で無収入であれば、家賃が低く抑えられるケースが多いです。
詳細な制度は自治体によって異なります。
近年は、築年数が長く空き家の多い公営住宅を、入居者がリノベーションできる事例も出ています。
まずは貸家で!移住後に購入できる家をさがすのがおすすめ
地域と信頼関係をつくり田舎の物件が格安でもらえることも
移住検討時に聞いた話では、移住数年後に探して、無料で行政書士による登記などの手数料だけで売買購入させてもらった事例も耳にしました。
僕自身も、移住時は賃貸の戸建住宅に入居しますが、定住のめどが立った時には、その住宅を購入するのが目標です。
古民家は人気がありますが、築年数が経っており、購入後に改修費用がかさむ場合があり、ハードルが高い印象です。
部屋の仕切りが障子ばかりだったり、すきま風が多く、暮らしにくかったりもします。
一度、賃貸を借りて生活しながら、別に空き家を探して古民家リフォームを行う移住者もいます。
移住候補地に夏や冬の両方の季節訪問して、暑さ、寒さ、雨、風、湿気など気候の環境をしっかり把握して、決めることも大切です。
田舎移住は家と仕事と住む地域(集落)と3つの大切なポイントがあります。
妻が戸建ての賃貸にこだわっており、運良くいい物件に巡り会えました。
上の写真は、私の知人が移住希望者に無償で提供予定のリフォーム済住宅です(登記費用などは別)。
興味ある方は、問い合わせ欄よりご連絡ください。
田舎で賃貸の空き家がみつからない場合は2段階移住の検討も視野に
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今まで説明した方法にチャレンジしても、希望の住宅がみつからないケースもあるはずです。
僕ら夫婦も、当初移住候補地にした山口県の離島では、お試し移住もしましたが、条件の合う貸家が見つかりませんでした。
そういった場合は、2段階移住を含めて検討する必要があります。
田舎の集落や地域に住むと、都会のように気安く引っ越すことが難しいのが実情です。
最初に、地方都市などの市街地の賃貸マンションを中心に、移住することをおすすめします。
一度住宅街などに移住したうえで、現地に足を運び情報を得ながら、空き家を探すのが一番確実な方法です。
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人口減少、団塊の世代の高齢化、田舎の空き家は今後増える一方です。
急がず、まずは貸家で住宅を確保するのが確実です。