地方移住して2か月半。ようやく野菜苗を定植して、家庭菜園をはじめることができました。
今回は、田舎暮らしする4割が希望する家庭菜園をはじめた経緯と農法、考え方をまとめます。
農業ド素人が、なるべくお金をかけない自然農法をめざします。
目次
移住して2か月 初心者がほぼ無料で家庭菜園の開始にこぎつける!
ついにここまで来た。観葉植物80鉢撤去→棚の撤去→草をひく→植物を捨て鉢をゴミ出し→大量の石ひろい→ハウスのメンテ→落ち葉と腐葉土の持ち込み&即席のたい肥作成←今ココ。自宅の修繕や残置物撤去と並行で大変でした。苦労の分だけ、少しうれしい感情も。妻と作業で新しい夫婦関係も築けてます。 pic.twitter.com/VnQQeDICiM
— ふーちゃん♨️地方移住1年生 (@fuuchannext) August 22, 2021
移住前の6月から家庭菜園をする農地を探しましたが、すぐみつかりませんでした。
開墾する必要がある土地が多かったのと、水の確保が課題でした。
農業機械のひとつ扱えない自分に開墾はできず、近くの井戸もほとんど使われていませんでした。
最終的に、自宅に隣接する鉢で観葉植物を栽培していた場所を選びました。
農地ではないため、土づくりも含めてゼロからのスタートです。
岡田茂吉さんの提唱した自然農法を開始 里山で低コストで野菜づくり
有機・化学肥料などをできるだけ使わない、自然農法に近いかたちを目指すことにしました。
移住前に田舎の直売所に通ったときに、自然農法や有機栽培でできた野菜が美味しく魅力的だったからです。
以前の記事『移住後は家庭菜園から畑仕事をはじめたい』にも経緯をまとめています。
自然農法は、無農薬・無肥料で育てることが原則です。
①畑を耕し畝をつくり干し草などを被覆して栽培する。
②不耕起・無農薬・無肥料・無除草というなるべく人の手を加えずに育てる。
大きくこの2つに分かれますが、難易度の低い①にしました。
今回家庭菜園をはじめるに当たって、参考にしたのは↓の本「自然農法入門」とYouTube動画「ひろちゃん農園」1番組だけです。
ド素人が楽しんではじめる分にはそれで十分です。
特に「自然農法入門」は120ページほどですが、読めば、自然農法の仕組みやたい肥やほ場づくり、栽培、病害など幅広く学べる良著です。
家庭菜園や自然農法をはじめる方にはぜひ、手にとってほしい1冊です。
敷地内の山肌はたい肥工場!? 無料で収穫が田舎家庭菜園の魅力
落ち葉とぼかし肥でたい肥 もみ殻で土壌改良
まず「自然農法」に取り組むには土づくりが必要です。
とはいえ、9月の秋の定植時期に間に合わせたいと時間のなさを悩んでいたら「山の少し地中にある腐り始めた落ち葉を畑にすき混めばいいよ」と近所のSさんがアドバイスをくれ、即実行しました。
自宅に隣接する山にある葉っぱを、1輪者で畑に運び枝を取り除きます。
くさっていない落ち葉もあるので、ぼかし肥料を投入して2週間ほど密封し「即席たい肥」を作りました。
時間が不十分なのは否めませんが、明らかにたい肥化が進み、土の中にすきこんで時間が経過すると炭の粉のように炭化した姿を確認できました。
土は真砂土などの購入も考えましたが、「大雨で道路に土砂が堆積しとるんで、それをこの畑に投入しろ!」との近所のYさんが金言。
すぐに「イコール=無料」の連想ができ、コツコツ10日間かけて、畑に土を運びました。
粘土質が強い土質なので、もみ殻や竹林整備で取り組む竹パウダーで土壌改良する予定です。
ようやく野菜6種類を定植と種まき 残りは鳥獣害対策
家庭菜園が地域の方とのコミュニケーションに一役
ブロッコリー、芽キャベツ、キャベツ、カリフラワーの苗、小かぶ、ほうれん草の種をまき、順調に育っています。
特定の「先生」はお願いしてないのですが、その時々で集落の方にアドバイスいただきながら、育て上手になりたいと思っています。
畑は「よい日常会話の材料」となっています。
地方移住して野菜をつくると、地元の方ともはやく仲良くなれるはずです。
教わることができるのも「新人」にとって、良いことだと感じます。
これからも家庭菜園で田舎を楽しみ田舎に溶け込む姿をつづっていきます。


