「田舎暮らししたい」と思ってもなかなか踏み切れない人が多くないですか?
僕ら夫婦もそうでした。
実際「移住したいな」と思ってから、移住するまで6年かかりました。
移住を実現するには、「移住できない」と思ってしまう理由に向き合い、一つずつ解決していくことが必要です。
その具体的な考え方と解決法をお伝えします。
目次
田舎暮らしが無理な理由①:仕事や収入が確保できない
人口減少、税収減、生活インフラ、貨幣価値の低下など、田舎移住について心配材料はある。
ただ、暮らしの豊かさを求めるなら田舎暮らしがいいだろう。今までのようにお金をかけれない分、たくさんある規制を緩和し、住民の暮らしに焦点を当てた施策を望みたい。— ふーちゃん|地方移住ブロガー (@fuuchannext) June 15, 2022
「地方移住をしたいけど、収入や生活レベルを落としたくない」。
移住相談を受けたなかで、こういった意見を聞くことがあります。
ただ、地方の企業に転職して移住すると、収入が落ちるのが一般的です。
地方都市に移住すると、住宅費や駐車場代、食費などは節約できます。
また、新鮮な野菜や魚を食べることができたり、人ごみや渋滞に巻き込まれることも減ります。
金銭面に現れない、生活の質(QOL)の向上を含めて、判断するのがふさわしいです。
私たち夫婦の場合、収入は減りましたが、暮らしの満足度は上がっています。
移住候補地の訪問や、お試し移住を通じて、家族のニーズに合った移住地を探したことが、良い結果につながりました。
移住地を探すには、県庁所在地クラスの人口30万以上の都市がいいのか、人口5~10万の都市がいいのか、人口3万以下の田舎がいいのか。
その都市の中でも市街地がいいのか、田園地帯がいいのかなど、理想の条件をしぼっていくことが必要です。
田舎暮らしが無理な理由②:家の問題
田舎暮らしを希望する人の中に
「素敵な古民家を買って暮らしたい」
という憧れを抱く人が多くいます。
実はコレ、一番やってはいけないパターンです。
定住できる保証もないのに、購入による移住はリスクが高すぎます。
購入後、思いもしない改修費用が発生するかもしれません。
まずは、賃貸で住める家を探すことをおすすめします。
⇩の記事で田舎暮らしの家探しのノウハウを紹介しています。
読むと必ず参考になる情報があるはずです。

田舎暮らしが無理な理由③:田舎の人との人付き合いが心配
田舎に来たら笑って話そう。子供や孫の年齢で、タメ口に近い会話をしてもかわいがってもらえない。新参者にどうしてもいてほしいわけでもない。「この人と一緒に話したいな」「かわいいヤツだな」と人たらしになったほうがいい。これが分からなかったら、田舎の集落でなく、市街地の方が移住適地かも。
— ふーちゃん|地方移住ブロガー (@fuuchannext) June 10, 2022
去年から交渉してた、仕事の給料が上がることに。
地方移住すると、家賃や修繕、敷地や隣地の対応、寺や神社、自治会参加。
人との関わりが増えると、交渉事が増えてくる。
なので、田舎暮らしする前から、細かいことでも、しっかりやり取り、交渉するクセをつけたい。
副業の単価交渉などにも生きる。— ふーちゃん|地方移住ブロガー (@fuuchannext) June 9, 2022
田舎に移住すると、「人づきあいが大変」といった話をよく聞きます。
地方や田舎に移住しての印象は、
①自治会に加入するかしないか
②明るい挨拶やコミュニケーションがとれるか
この2つで9割の印象が決まると言っても、過言ではありません。
でも、これってむずかしいことですか?
そんなことないですよね。
ただ、良いウワサも悪いウワサも口コミで広がっていく特徴があるのは否めません。
ネットで、田舎に移住して苦労した話が数え切れないほど流れています。
失敗した人ほど、胸の内におさえきれず、発信したくなります。
あくまで、移住歴1年の感覚ですが、田舎移住して、人間関係が原因で、その移住地を離れてしまう人は、1割以下ではないでしょうか。

田舎暮らしが無理な理由④:自家用車を持っていない
都心に住むと、車を持っていない人が多数いると思います。
一方、地方や田舎では、車を持っていないと生活がままならない場合も多く、初期費用が移住のネックになったりもします。
カーリース、中古車の購入、免許返納となる車を譲ってもらうなど、田舎の自家用車の事情と解決法を⇩の記事でまとめています。

田舎暮らしが無理な理由⑤:子育て、進学、親の介護
田舎移住を思いとどまる理由として、子どもの問題や、将来の親の介護などを理由にあげる人もいます。
勉強については、オンライン環境の発達で、都会との教育格差は埋まってきています。
また、戦前から今までと違って学歴社会でもなくなりつつあります。
そして、田舎の自然や人、地域とのふれあいは、都会で育つと経験できない人間性を育んでくれるはずです。
兵庫県明石市の事例をきっかけに県内で広がる「子ども医療費の無償化」、都会で多い待機児童の問題を考えると、子どもは田舎の方が育てやすいともいえます。
私たち夫婦は、将来の親の介護のことも考えて、近距離移住を選びました。
夫婦とも車で2時間半あれば実家に戻れます。
また、地方空港のある都市に移住して、実家との往復しやすさを優先させる移住者も多くいます。
移住の不安を消す方法①:田舎に移住体験する
シェアハウスなどで田舎に滞在する
【田舎を知る・体験する方法】
田舎宿泊体験 | |
---|---|
田舎を長期旅行する | カーリースなどで田舎を旅する。好きな場所をみつける。 |
田舎に滞在する | シェアハウスなど移住者が集まる場所に滞在し、移住の知識をつける。「ふるさとワーキングホリデー」制度に参加する。 |
合宿で自動車免許取得 | 3週間程度、田舎に住みながら運転免許を取得する。 |
田舎の夏を楽しみたい人に!理想にピッタリの宿を無料で提案する新サービスが開始
▼記事はコチラ↓https://t.co/jk7Ys3u3y2
この夏の田舎デビューに、「STAY JAPANの宿探し」を利用してみては。@straightpress#STAYJAPAN pic.twitter.com/TjzGwgVTVu
— ストレートプレス (@straightpress) June 26, 2022
移住を検討するには、田舎にふれることが大切です。
田舎に宿泊体験するにはSTAY JAPANがおすすめです。
個性的な宿を楽しみつつ、田舎を楽しむことができます。
田舎に1か月以上の長期滞在したい人も多いと思いますが、費用がネックになります。
レンタカーや各地のコインパーキングから直接、便利に乗れるカーシェアを探して、交通費や宿泊費を節約したいところです。
おすすめは、レンタカーとカーシェアともに全国のコインパーキングでサービスのあるタイムズカーレンタルです。
滞在中は、移住者や移住希望者と出会えるシェアハウスを探してみましょう。
自動車免許をまだとってないひとは、合宿免許受付センターで興味のある地域の自動車学校で免許をとるのも良い田舎体験の方法です。
田舎で新しい宿泊体験
移住の不安を消す方法②:スキルがつく「お試し移住」をする
リゾートバイトで収入を確保し仕事付き田舎暮らしを体験
将来移住したいなんて考えている人にもいいですね。だっていきなり移住して「オーマイガッド」全然想像していた感じと違うやんけ!なんて事はあるわけです。でもリゾートバイトで潜り込んでおけばそいういう夢と現実の差に落胆…みたいのが無くなります。
— リゾバへGO (@rizoba_go) November 16, 2022
海、山、温泉地、離島、スキー場など各地のリゾート地に住み込みで働き、収入を確保しながら、移住体験ができます。
カーリースで安く車を確保しておけば、休日に移住地探しをしたり、地域のイベントに参加して住民とふれあったり、移住の適正を確かめることができます。
【求人数の多いリゾートバイト会社】
派遣会社名 | 特徴・PRポイント |
---|---|
リゾバ.com | 業界最大手。観光地専門サイトで、常時2000件以上の求人を掲載。1週間〜1か月の短期の求人も多い。担当者に希望の案件を伝えると、仕事が決まるとの口コミが多数。LINEでのやり取りも可能。 |
ワクトリ | 未経験者のフォローが充実。動画やLINEで勤務地や詳細情報をリアルにやり取りできる。寮費、食費、光熱費無料の案件多数。勤務地までの往復交通費支給、給料の当日払い、ポケットWifi割引、DMM英会話サービス無料など特典が多い。 |
リゾートバイトダイブ![]() | LINEで仕事紹介、問合わせ可能。東京に上京したい方への求人紹介と初期費用が低い物件を紹介。グランピング施設や留学、ワーホリ向けの仕事にも注力。地方拠点あり。 |
スタッフエージェント | ホテルなど接客案件が充実。給与前払いシステムあり。旅館やホテルの給人に強く、未経験者可能な案件が豊富で研修がつく案件が多い。LINE登録してのやり取りがおすすめ。 |
業界最大手はリゾバ.comです。
2位のワクトリ、3位のリゾートバイトダイブ
も同じく2,000件以上の求人数を誇ります。
リゾートバイト各社とも、基本、住居、食費、光熱費がかからず、1か月目から社会保険も完備しています。
全国各地の接客、清掃、イベントスタッフをはじめ多種多様な職種や場所、期間を選んで働けます。
人手不足から時給1200~1500円が中心の高時給です。生活費がかからないので、貯金して移住費用にもまわすことができます。
仕事付きの移住実現の手段にもなります。
遠回りのようで、意外と移住実現の近道に思えます。
業界最大手・LINEで登録
オトクな特典が多数
ワークキャリアの合宿に参加しオンラインで稼ぐスキルを身につける
ワークキャリアは、Webライティングやサイト制作などでオンラインスキルを高め、自分に合った働き方や仕事を実現する合宿型スクールです。
ノウハウの提供だけでなく、自分自身のキャリアに向き合う機会やメンター制などの環境を用意し、「あなたらしい」キャリアを見つけることを重視しています。
2016年からサービスを開始し、実績も十分です。
詳しくは⇩の記事で読めます。

総務省の「ふるさとワーキングホリデー」制度に参加する
総務省では、「観光以上、移住未満」をキャッチフレーズとした「ふるさとワーキングホリデー」制度を、2019年から行っています。
都市部の人が2週間~4週間程度、田舎に滞在し、働いて収入を得ながら、地域住民との交流と学びの場を提供しています。
【まとめ】ひとつずつ問題点を整理、解決することが移住実現につながる
今回は、「田舎暮らしはしたいけど難しい」と思い悩む人に向けて、記事をまとめました。
地方移住が失敗する原因は、事前の準備不足がほとんどです。
逆に、しっかり準備すれば、移住して良かったと思える暮らしが手に入ります。
田舎と触れ合いながら考えることも大切です。
都会で頭を使うだけでなく、なるべく田舎に足を運びながら、人生や、将来の暮らしについて考えましょう。


